インスタグラムで国際ロマンス詐欺師からのDMを敢えて続けて見た話 その2

Blumenmondです。

前回のお話は下記のリンクから読めます。
インスタグラムで国際ロマンス詐欺師からのDMを敢えて続けて見た話 その1

R氏からの怒涛の自己紹介が続き、私はR氏用にメールアドレスを作りました。所謂捨てアドというものです。

R氏をインスタグラムでブロックし、その時にこの捨てアドをこちらに連絡してくれるように送りました。

スマートリプライがとても役に立つ

捨てアドにはGmailを選びました。
R氏にはほとんど返答を私からはしていませんが、正直なところR氏とのやり取りにGmailのスマートリプライ機能を使うと、より楽に国際ロマンス詐欺師という人たちが送ってくる文面を入手できそうだと思ったからです。
この思惑は見事に功を奏しました。

ロマンス詐欺師はとにかくメールを送ってくる
怒涛のような自己紹介のDMからGmailに切り替えた後もR氏からつぎつぎとメールが届きます。

一部を抜粋しておきます。見知らぬ外国人の方から、こういう内容が来た場合、それはロマンス詐欺だと疑った方がよいのではと思います。

Honey I just lost some of my men at the patrol yesterday at the patrol. Honey I was almost shot a bullet strch my leg.

(僕は昨日パトロール中に部下を失ったよ。僕も脚を撃たれかけたんだ)

軍人という設定なので撃たれたという話を出してきたのだと思いますが、そんな大事件が会ったときに見ず知らずの私にそんな重要なことを送ってくる悠長さはどこから出てくるのだろうとも思いました。

Bullet strach my leg.honey I don’t know what to do now. Dear my life is not safe anymore here I am so worried now.

(弾丸が僕の脚をかすめたんだ。どうしていいか分からない。僕の生命は安全ではないんだ)

イラクに常駐しているような軍事の専門家が全く見ず知らずの民間人にこういう話を打ち明けるというのはとても不自然です。

Dear please send me your WhatsApp number now okay, I miss you so much okay

(君が恋しいよ、whatsapp(欧米ではラインよりも主流のメッセージアプリです)のアカウントを送ってくれ)

個人情報を欲しいというのがありありとわかるメッセージですし、脚を弾丸がかすめた後にこの連絡はさらに不自然です。(返答はしませんでしたが以後もメールは途切れることなく来ました)

さらにR氏からはこんな連絡も来ました。

my weekly allowance is $15000 dollars,
my retirement benefit is $1.400000 dollars and its every 6 months.

(僕の給与は週当たり1万5千ドル(120万円)なんだ。退職後は6か月ごとに140万ドル(1億5千万円)支給されるよ)

いよいよロマンス詐欺師が本性を発揮してきたという感じがします。お金がたくさんあるという事を言いたいのでしょうが、金額があまりにも現実味がなく詐欺です、と言っているような物だと思いました。

ロマンス詐欺の布石というべきメールが届く

i have so much money in my bank account but due to the crisis here in iraq, the UN have put a restriction on every body in the country account, so i cannot access my account here.

(銀行口座には大金がある、だが国連がイラクの政情不安のためにすべての金融機関に制限を設けていて僕は自分の口座にここではアクセスすることもできないんだ)

i will buy a house and establish a business. i have great and good plans for the future.

(家を買って起業する。未来にはたくさん計画があるんだ)

イラクにいるという設定がここで生きてくるんだなと思いました。お金はある、しかしそのお金を引き出せないので、という言い訳がロマンス詐欺師の目線では成りたつということなのだと思います。

しかしここで衝撃の展開が…

とはいえ、理由はとても簡単で、GMailのスマートリプライでは会話の限界がやってきたということです。
私は労力ゼロ(スマートリプライの3択を任意で送るだけ)という前提でこのチャレンジをしていたので当然ロマンス詐欺師側から見たら「乗って来てほしい会話」にも「へえ、それ素敵ですね」程度の返答しか来ない状態だったのでこいつはカモにならないなと判断されてしまった、という事なのだろうと思います。

今でもここまで引用して紹介してきたようなメールは来ているので、そのずぶとさはさすがロマンス詐欺師というところではありますがロマンス詐欺師から引き出したかった決定的なメールというのはスマートリプライでは引き出せないということが検証できました。

私は占い師アカウントで全く既存の知り合いゼロからスタートするというかなり特殊な条件でSNSアカウントを開設したという経緯もあるのでこのようなケースが誰にでも起こるという事ではないかもしれません。
ですがこういう事が実際にあるのでここまでお送りしてきたようなDMには用心ぶかく対応しましょうというのが今回私がお伝えしたかったことです。

追伸ですがそうではないごく普通に関心を持って下さった方とのDMから私は思いがけない友人を作れたりと占い師としてのSNSを開設して楽しい経験もたくさん経験しています。ここは自己判断、自己責任というお話になってはしまいますが、ロマンス詐欺師のDMはあまりにも特徴的なのでどうかこれを読んでくださっている方の中でおや、とおもうようなDMをSNSで受信したとき、このブログの記事を思い出していただけると嬉しく思います。

インスタグラムで国際ロマンス詐欺師からのDMを敢えて続けて見た話 その1

Blumenmondです。

インスタグラムを遅まきながら始めまして、主に飼い犬の写真と不定期に今日のカード的な占いの投稿をしています。

今日はそのInstagramで国際ロマンス詐欺師からDMを貰って敢えて続けた話について投稿します。
おそらくはその2に続くと思われる話なので、タイトルにはその1とつけておこうと思います。

この投稿をする目的は、こういう人たちに気を付けてほしいというための情報共有。そして、こういう手口にあってしまいそうな人がこの記事を発見してくれるかもしれず、それによって被害を未然に防ぎたい、という二つです。

私は被害に全くあっていません。当初からロマンス詐欺師だろうという前提でDMをしていたということをお伝えしておきます。

占いとは全く関係ないお話ではありますが、この経験を共有するために投稿をすることにしました。

国際ロマンス詐欺とは

ロマンス詐欺(ロマンスさぎ)は、主にインターネット上の交流サイトなどで知り合った海外の相手を言葉巧みに騙して、恋人や結婚相手になったかのように振る舞い、金銭を送金させる振り込め詐欺の一種。国際ロマンス詐欺、国際恋愛詐欺、ナイジェリア詐欺などとも呼ばれる。(引用元:Wikipedia)

事例によると、男性なら英国人や米国人など、女性ならロシア人などになりすますことが多い。SNSなどのプロフィールとして使われる写真は、ルックスのいいモデルから、人柄の良さそうな一般人まで、インターネット上からランダムに採取し盗用したものがほとんどである。(引用元:Wikipedia)

私は当然ながら、出会いなどを求めているわけでもなく、個人的な写真(主に飼い犬です)の投稿をしていました。
それでもこういう人たちは接近してくるんだなと驚きました。

やり取りの経緯

時系列でまとめるとおおよそ以下の通りです

2019年11月25日 フォロワーの方の一人R氏から日本語のDMが届く。

内容は日本語自動翻訳を通したような不自然な日本語でした。

2019年11月25日―27日ごろ R氏からの良く分からない日本語のDMが止まらない状態になる。

ここで正直なところ、うさん臭さというか、違和感を感じもしたので、あっさりとブロックをしておけばよかったのですが「いったいこの方は何が言いたいのだろう」という興味がわいたことがこの投稿が出来るようになったきっかけでもありました。この時ブロックしていなければこの投稿は書けなかったのである意味この時の自分の好奇心は持って正解だったのかもしれません。(それくらいR氏の送ってきた日本語のDMは何が言いたいのか分からない内容だったということです)

2019年11月27日 R氏に英語でいいですよと返信をする、これによりR氏が国際ロマンス詐欺師だと確定する

英語でいいですと書いたとたんにR氏の機械翻訳のような日本語DMは止まり、その代わりにとても不自然な英語のDMがき始めます。
特徴はDear Friend ではじまり、文中に何度もokayという言葉が挟まること、二人称youの代わりに冒頭のDearが文章中に多用される点です。その不自然な英語でこのような自己紹介が送られてきました。

i am a major, joined the army at 24 and have been in the army for 26 years now, marriage lasted 22 years and i got married at 25.

「僕は大佐なんだ。24歳の時入隊してね、そこから26年間兵士として働いているんだ。
22年間連れ添った妻とは25歳の時に結婚したんだよ」

バックアップが取れなかった会話の部分にはR氏は奥さんをなくされ、今は娘さんを寄宿学校に預けて戦地イラクの任務に当たっているという映画のような話も出てきていました。

i serves as the primary staff officer for brigade and task force command and manages personnel, logistical and operational missions, i also commands division sized units.

「僕は旅団とタスクフォースの指揮のための主要な参謀将校を背任しているんだよ、人員、兵士、作戦任務を管理し、部隊を指揮するんだ」

そんな仕事をしている人ならさぞ忙しいのではないかとか、そういう事を見ず知らずの私に話してしまう時点で機密が漏れてしまったりする懸念はないのだろうかなどと思いました。

スマホはこのR氏からの不自然なDMで通知が鳴りっぱなしでした。
これ以外のDMも山ほど来ていました。今日はどんな日だった、とか今何をしてる?とか、君が無事ならいいんだよ、というような内容です。

Am a soldier. i work with the UN army and the NATO. but currently deployed to Iraq for a peace keeping mission. dear i will tell you about my family now okay,

「僕は軍人なんだ。僕は国連軍とNATOで働いているんだよ。現在、平和維持ミッションのためにイラクに配備されているんだ、Dear, 僕はこれから僕の家族について話すよ」

米軍どころか国連軍…NATO…イラク…このあたりで国際ロマンス詐欺師だろうという仮定は確信に変わります。
そんな特別な使命をもってイラクに赴任されている方が私に30分に一度はDMを送ってくるというのはあまりに不自然です。

2019年12月1日 再度R氏の不幸な過去話で通知が止まらなくなる

(全くそんなことはないですが)R氏としては私がR氏の肩書にすっかり騙されたと思っていたのでしょうか。

Ⅾear friend i lost my parents when i was 3 year old,

「僕は3歳の時に両親を亡くしたんだ」

They died in a car accident i grew up without a family i was taken to the orphanage i was told that no family member came for my pick up and i had to stay in the orphanage with other orphan

「両親は交通事故で死んでしまった。その後僕は孤児院に保護されたんだ。しかし、僕の親戚は誰も僕を引き取ろうと迎えには来なかったんだ。だから僕はその孤児院で暮らすことになったんだ」

i was very uncomfortable because life in the orphanage was very hard

「孤児院での暮らしは楽ではなかった。僕にとって孤児院はとても居心地の悪い場所だったよ」

i went to school with inadequate until i had a scholarship i graduated from high school

「奨学金を得るまではお金が足りない中高校にかよったよ。高校は卒業しだんだ」

i graduate from teaneck high school and received my commission, following graduation from the united states army academy, i also hold a master of business administration degree from george washington university, i graduated when i was 24 years old and i joined the army to fight and save life.

「ティーネック高校を卒業し、アメリカ陸軍士官学校を卒業した後、僕はジョージワシントン大学で経営管理の修士号を取得し、24歳のときに卒業して軍隊に加わり、こうして人命を守るために戦っているんだ」

悲しい過去を乗り越えて学歴もあり社会的立場もあるタフでできる男ですよ、と言いたいのがありありと伝わりますね。(ここまで設定を盛りに盛ってしまうと却って嘘だとばれてしまうことになぜ詐欺師は気づかないのでしょう)

ここまでが国際ロマンス詐欺師の怒涛の自己紹介編です。

続きはその2で近日お届けします